線材を選ぶことと同じくらい、接触する部分を丁寧に仕上げることを大切にしています。ここでは、CuWiresで行っている端末処理の考え方をご紹介します。
用意するもの。
- 線材の太さに合った、よく切れる精密カッター。
- 削りカスを拭き取るための、軽く湿らせたティッシュ。
- 作業部分をよく確認できる明るい場所。
エナメルを、周囲から丁寧に落とす。
接続に必要な長さだけを加工します。細い線材では刃の角度を立てすぎず、線を少しずつ回しながら、全周のエナメルを落とします。一方向だけを深く削って、銅線そのものを細くしてしまわないように注意します。
表面がきれいに見えても、接触する部分にエナメルが残っていないか、もう一度確かめます。極細線はとくに繊細ですので、無理な力を掛けずに進めてください。
仕上げは、磨くように。
最後は力を弱め、現れた銅の表面を磨くように整えます。削りカスを軽く湿らせたティッシュで拭き取り、乾かしてから接続します。
急いで済ませず、線材の持ち味を引き出すつもりで。
元の記事では、急いで削ると線材の持ち味が十分に出ないように感じること、接触部分に気を配ることで音の印象が変わることを書きました。CuWiresが試聴と制作の中で重視している工程です。
裸線も、状態を見て仕上げる。
エナメルのない裸銅線でも、表面の酸化状態を確認します。CuWiresでは、接続部分を磨くように整えてから使っています。ただし、スズメッキなどを施した線は裸銅線と同じ扱いにせず、各商品の説明に従ってください。
刃物は身体や指に向けず、作業は機器から外した状態で行ってください。銅線に深い傷や切れかけが見つかった場合は、その部分を使わないでください。
CuWires旧サイト「削りが決め手!!」をもとに再編集。音の記述はCuWiresの試聴経験・感想に基づいています。