29Cu CuWires線材と音の探求

NOTE 01 / CHOOSING WIRE

ワイヤーを選ぶ時の参考に

線径や素材の向こうにある、音の個性。自分にとって心地よい音を探すための、ひとつの手がかり。

何がいけないと言ってしまうと、楽しみが減るように感じています。CuWiresでは、みなさまの楽しみを増やす方向で、お手伝いできればと考えています。

自分の耳で、一本ずつ。

線材には、それぞれの音があります。同じ太さでも、メーカーや時代、被覆の違いによって、聴こえてくる表情は異なります。線径の数値は選ぶ時の手がかりになりますが、それだけで音が決まるわけではありません。

私たちの試聴では、0.3〜0.5mm付近の線材に、人の口元から胸の辺りに響くような、ボーカルの魅力を感じることがあります。一方で、楽器や声の倍音、空間の広がりまで含めて聴くと、必要な音の要素は実にさまざまです。

まずは、シンプルな組み合わせから。

スピーカーケーブルなら、プラスとマイナスに一本ずつの線材を使うところから、ある種のまとまりのある音を聴くことができます。そこから本数や組み合わせを変えると、また違う良さが見えてきます。

複合線にすることで得られる可能性は大きいものの、線材同士の相性や、ご自身の好みも関わってきます。足すことがいつでも正解とは限りません。

自分は、そこから先に何を望んだのだろう。

迷ったら、好きな一本へ戻る。

いろいろ試して「やりすぎたかもしれない」と感じたら、ご自身が最も良いと感じる線材を一本ずつつなぎ、もう一度聴いてみてください。その良さを確かめてから、次に望む音を考える。そこから、また新しい自作が始まります。

中低域を考える時の、いくつかの例。

元の記事では、GE AWG18の多彩な表現と滑らかさ、INCA AWG19の明るさと品格、Belden AWG16の大きな音像などを紹介しました。優劣の順位をつけるというより、どの個性を自分の音に取り入れたいかを考えるための例です。

音の捉え方は千差万別です。ご自身のシステムと、よく聴く音楽に合う一本を探しながら、どうか自作を存分にお楽しみください。

CuWires旧サイト「当サイトでワイヤーを選ぶ時の参考のために」をもとに再編集。音の記述はCuWiresの試聴経験・感想に基づいています。

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