何がいけないと言ってしまうと、楽しみが減るように感じています。CuWiresでは、みなさまの楽しみを増やす方向で、お手伝いできればと考えています。
自分の耳で、一本ずつ。
線材には、それぞれの音があります。同じ太さでも、メーカーや時代、被覆の違いによって、聴こえてくる表情は異なります。線径の数値は選ぶ時の手がかりになりますが、それだけで音が決まるわけではありません。
私たちの試聴では、0.3〜0.5mm付近の線材に、人の口元から胸の辺りに響くような、ボーカルの魅力を感じることがあります。一方で、楽器や声の倍音、空間の広がりまで含めて聴くと、必要な音の要素は実にさまざまです。
まずは、シンプルな組み合わせから。
スピーカーケーブルなら、プラスとマイナスに一本ずつの線材を使うところから、ある種のまとまりのある音を聴くことができます。そこから本数や組み合わせを変えると、また違う良さが見えてきます。
複合線にすることで得られる可能性は大きいものの、線材同士の相性や、ご自身の好みも関わってきます。足すことがいつでも正解とは限りません。
自分は、そこから先に何を望んだのだろう。
迷ったら、好きな一本へ戻る。
いろいろ試して「やりすぎたかもしれない」と感じたら、ご自身が最も良いと感じる線材を一本ずつつなぎ、もう一度聴いてみてください。その良さを確かめてから、次に望む音を考える。そこから、また新しい自作が始まります。
中低域を考える時の、いくつかの例。
元の記事では、GE AWG18の多彩な表現と滑らかさ、INCA AWG19の明るさと品格、Belden AWG16の大きな音像などを紹介しました。優劣の順位をつけるというより、どの個性を自分の音に取り入れたいかを考えるための例です。
音の捉え方は千差万別です。ご自身のシステムと、よく聴く音楽に合う一本を探しながら、どうか自作を存分にお楽しみください。
CuWires旧サイト「当サイトでワイヤーを選ぶ時の参考のために」をもとに再編集。音の記述はCuWiresの試聴経験・感想に基づいています。