超シンプルなスピーカーケーブルの自作

単線ワイヤー1本ずつ使用の超シンプルなスピーカーケーブルを制作することにします。
まずは、HOT(プラス)とGND(マイナス)用のワイヤーを用意します。
さまざまな組み合わせが考えられ、最終的には趣向に委ねられますが、
目安としての選択の基準をいくつか紹介いたします。
HOTに使用するワイヤーの選択基準ですが、全帯域に対してバランスよく音調が整うことにあります。
そして、出来る限り中高域における音調が情報量と音抜けなどの面で優れていることです。
GNDに使用するワイヤーですが、同じように全帯域に対してバランスよく音調が整うことを基本としながら、
どちらかと言えば中低域に魅力のある音調が存在する、やや太めのワイヤーを選びます。
ワイヤーの太さは、使用するシステムに合わせて、少々考える必要があります。
下記はあくまで目安としての参考例で固定された概念ではありません。
HOT 0.3mm〜0.5mm(複合線の追加ゲージ:0.3mm未満&0.6mm以上)
GND 0.8mm〜1.0mm〜(複合線の追加ゲージ:0.6mm〜0.8mm未満&1.0mmを超えるゲージ)

数百種類のワイヤーの音を聴いてきましたが、全て違う出音です。

接続の為に。
ワイヤーの両端を磨きます。
超硬刃カッターを用意します。
エナメルワイヤーは接続のための両端を磨きます。
まずは表面のエナメルを落とす為に軽く一周磨きます。
次にさらに微妙に染み込んでいるエナメルを削り磨きます。
最後に丁寧に銅が綺麗な光を放つまで磨き上げます。
湿らせたティッシュで削りカスを拭き取ります。

接続方法。
そのまま接続する。
Yプラグに取り付けて接続する。
バナナプラグに取り付けて接続する。

エージング。

信号の進行方向を片側のみではなく、ある時間を置いて逆に接続する(数回繰り返す)ことで、
エージングの進行が早まり、また、深く完全にエージングできます。

使用ワイヤーが裸線の場合も、必ず表面を磨いてください。
(そのままでも通電はしますが美音にする為に磨きます)

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